表紙

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


本来空虚

 
 
 
 
 

 創作意欲がわかないとかスランプとか、
 原因を自分の内側に求めても不毛だよ。
 僕でも君でも、内側って、本来空虚だろうし。

 作品は、自分だけのためにつくれるものじゃないんだ。
 誰かが読んでくれる、見てくれる、楽しんでくれる、
 だから、意欲が湧く、熱量をもつ、沸き上がる。

 あいつを、あの人達を、笑わせたい、泣かせたい。
 びっくりさせたい。
 みんなの心をゆすりたい。
 ひとりの誰かに、うなずいて、ほほえんでもらいたい。
 そういうのが見えるから、てざわりがするから、僕らの内側も輝くんだろう、
 ちがうか。

 空虚っていうのは、本来、喜びを満たすための器官かもな。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

物語 『本来空虚』 2017/01/13 (金)
当頁 2017/11/04 (土) 〜