平成10年7月4日(土)〜
くっくー
おいしいよー。もくもく。
くるっっくぽー
おねえさん、ありがとう!
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お題 なのはな様 平成10年2月25日 発言No.49
作成 平成10年2月27日 発言No.51
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♪ くまもとさ くまもとどこさ
うーん。華麗だ。
つき姫の異名も、あながちだてではないな。
あら、そんなことありません、ことよ。ふうはあ …
さあ、どのくらいかかったかな。
… 新入生、何してるっ。とろいぞ。
いま、時計持っていこうと。うう
※
♪ せんばさ せんばやまには たぬきがおってさ
ひと撞き ひとつき 回る まわる
そう そう はねて しずむ はねて 待って しずんで ぽん
カオリ君、のみこみ早いね。
いいよ。そうだ。 おでこ おでこ
裾をおさえて、
よーし よーし ラスト、決めよう!
OK。後頭部だ。
※
君が話すのは手まりのことばかりだね。
ごめんなさい。ずっと会いたいって思っていたの。でも …
もうあんな、非人間的なところ、やめちゃえよ。
時代錯誤だし。
普通の女の子に戻って欲しいんだ、僕は。
あれ、今度は寝てる。こいつ …
♪ それをりょうしが てっぽでうってさ
… 稽古しなきゃ。 … うとうと
※
ああ、無い。白銀錦(しろがねにしき)が無い!
ね、私の手まり知らない? 見ててって頼んだでしょ。
えー、聞いてないよー。
幕が上がりましてよ。ほほ …
おどりでも踊ってきたらー。人を信じたあんたがおろかだよ。
♪ にてさ やいてさ くってさ
負けない。こんな嘘と裏切りには。
とまどい気味のざわめき。放たれる心ないからかい。
しかし、しだいしだいに、その、
なにかが乗り移っているとしか言いようのない凄絶な所作振る舞いに
場内は調伏された。
海の底にしずむ如く、魅入られていった。
人間国宝 浮丸翁の頬に、光る筋があった。
鞠が見える。
わしにもついに、真実の手鞠が見えたぞ。
… 終わったか … いいや、違う。
♪ ちょいと はを の せ る
… 鞠の気配がある! … 崇高だ … おお、とうてい人のわざとは思えん …! おうおう
※
急に忙しくなっちゃった。
式のあとは、記念の記者会見。
あさってはインタビューと撮影だっけ。
来週からは映画のクランクインだし。
いろいろあったけど、みんないい想い出 …
♪ ほたーるの ひかーり … とうとう卒業ね。 … くすん
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\(^_^)/
まだまだ道は遠いぞ、カオリちゃん。
八代目「浮丸」襲名をめざせ!
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おとといまで、こういうものを書こうとは、
私自身、知らなかった!
お題が書かせてくれたのですよ、なのはなさん。
そして、定型と伝統 …
いちおう、私もお題を出しておきましょう。
『暗黒電話』
みなさん! 無理をしてまで創る必要はないですから。
でも、
お題だけは欲しいなあ〜
(平成10年2月27日 発言No.51 全文)
「孤作」、といことを考えてしまいます。
小説にしろ、詩にしろ、たいていの場合、人は独りで創ります。そして、それで終わります。有名な作家ならいざしらず、しろうとのものなど、読む人はまれです。ほぼ間違いなく、ただの一人も真面目には読んではくれません。たとえ、ホームページに掲載して、いろいろと宣伝しても。
しかし、「4行小説」には必ず、最低限一人は、読者がいる。それは、お題を出した人です。この人はさすがに、自分の考えたお題がどう料理されるか、気になるでしょう。隠れた意味までさぐって、隅々まで読んでくれるでしょう。
たったこれだけのことなのですけれど、創作には、ものすごい励みとなるのです。
私は、少なくともなのはなさんが読んでくれるのだと思い、『蛍光灯』がんばりました。
職場での作業中でしたが、深夜一人だったので、手の届くところに大きな白い紙を置き、忙しい最中でも思い付くたびにメモしていって、笑い叫び、歌い、しだいに、劇中の人と同化していったのでした。
不思議な一夜でした。
『蛍光灯』
一つのお題(六音)から、これを結の行に織り込んだ七つの異なる「4行小説」。しかも、それは七つの連となって、大きな一つの物語を形作る。
奇跡ですね。
こんな短い間に、技巧上の頂点に達してしまった、という観があります。
ただ、欲を言うなら、お話の内容が通俗的(=どこかで聞いたような)というあたりでしょうか。
でも、祝祭感があって、なかなかいい、とも思います。
たしかに、私にはどう逆立ちしても、こういうお話は、書けなかった。
制約、定型とはなんと怖ろしいのでしょう!
私が故意か無意識にか閉じていた、心の扉をこじあけていくのです。
若いころは、自由であり、勝手気ままであることに、無上の価値をみいだしていました。
でも、人は無限に拡散することはできない。しらずしらず、手すりとか、塀とか、手がかりになり奈落に落ちないためのガードを無数に張り巡らしていってしまうらしいのです。
自由気ままの国は、いつからか、不自由と規律のジャングルとなっていて、私は身動きもできずやっと息をするだけという罠に陥っていた。
・・・そうであるのかもしれない。
ほとんど無意味かと思える「4行小説」での定型を実現するために、創作者は、いろいろともっともらしい意味を持つはずの、既存の定型、不自由、規律を無視して、進まなければいけなくなる。探し求めなければいけなくなる。
忘れられ片隅でふるえていた、消えかけている翼たちを。重い石の下でうごめいている、妖虫どもを。
作品の生まれいづる喜び。
これが、創作の最大のご褒美でしょう。
この味わいの経験のない方、永らく忘れてしまっているという方、あなたたちにおすすめします。
「4行小説」に限りません。文芸とは遊戯です。
よろこびを得るためのものです。
無意識にうまく書こうとしているのでしょうか。 うーーーーん。 (なのはな様 平成10年2月25日 発言No.49)
鍛錬をすれば無意識にうまく書けるようになると思います。
でも他人から見れば十分にうまくても自分では満足できないということなら、また鍛錬すればいいのです。
これは何も文章力に限ったことではないでしょう。
小熊ライフさんではありませんが、まずは一つ一つ越えていくことでしょうか。
その作品をでもいいし、その一行をでもいいし。
和香さん、この名前は人に考えてもらったんですよ。 本当は「ひまわり」にしたかったんですけど、もう使っていらっしゃる方がいたようで… (なのはな様 平成10年2月25日 発言No.49)
なるほど。
あなたは、自分には「ひまわり」がふさわしいと思った。
でも、その人は「なのはな」だと思ったのですね。
うーん、興味深いですね。
人には四つの心があるそうです。
(1)自分にも他人にも見えている私の心。
(2)自分には見えているが、他人には見えていない私の心。
(3)自分には見えていないが、他人には見えている私の心。
(4)自分にも他人にも見えていない私の心。
あなたの(2)が「ひまわり」さんで、 (3)が「なのはな」さんかしらん。
お題、ありがとうございました。
実は、大作になってしまったので、今、事後の虚脱感がただよってたりして。あはは。
(書き上げて数時間は、震えていました。バカですね、ほんと)(平成10年2月27日 発言No.52)
訂正 m(_ _)m
発言No.44「ひとやま越えてまいりました」第二節にあります、
「4行小説って何? という方は過去発言を参照くださいな」でした。
「4行小節って何? という方は過去発言を参照くださいな」は誤記で、
誤っただけでなく、変に紛らわしい表記でした。申し訳ありませんでした。
※ ところで、「4行小説」について、読んでみてもよくわからなかった、とか、外部からROMしている方でもう冒頭の発言が読むことができない、などがもしありましたら、どうぞお気軽に私のところへメールでご質問ください。
たとえ遅れましても、必ずお返事しますし、ご要望が多いようなら、一文をまとめてここで発言するという形も取れると思いますので。(平成10年2月27日 発言No.52)
私のお題『暗黒電話』に応えてくださる方がいるか、どうか。作品までは行かなくても、問い合わせ程度ならあるかどうか。さてさて。 ・・・
とりあえず、種明かしをしてしまえば、私のところへメールで「4行小説」について質問してくださった方は、以後本日まで、皆無でした。
この、「小説工房談話室」というフォーラムの中の小企画といえるような「4行小説」。楽しんでくださっている読者がおられるのか、あるいは、あきれてものも言えないダメ企画というのがおおかたの感想なのか。反応が何もありませんので、まっしろい闇をゆく感覚です。
とはいえ、不安でありながら、気楽といったところだったでしょうか。良いにしろひどいにしろ、反応してくれなければ、いくところまでいっちゃいますよ、知りませんよ、という気持ちでした。
なのはなさんて、どういう女性だろう、というのも、不思議でした。一言でいえば、「投稿少女」というのが、この時点での私の印象でしたが。
# それにしても、もし「ひまわりさん」だったなら、私はこうまで惹かれなかっただろうなあ・・・
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